ケイロックス

《熟達した職人による品質管理》

株式会社市川 市川憲社長名君として知られる松平定信公によって1801年に造られた日本最古の公園、南湖(白河市)。吉野桜や嵐山の楓が四季折々の風情を伝えるこの公園の袂に、ケイロックスの製造を委託している株式会社市川があります。

社長の市川憲さんは製パン・お菓子作り一筋。店頭にきれいに並べられたパンやクッキー、ケーキは地元の皆さまに長年愛されて来ました。
「ケイロックスは、普通のクッキーと同じように見えても作り方はもちろん、発想がまったく異なります」と市川さん。
「腎臓病を患っている方々がケイロックスの主なお客様であるため、たんぱく量は極力押さえると共に、糖尿病由来の方々にも気兼ねなく召し上がって頂けるようにとカロリーもギリギリにまで削ぎ落としました。そのため油脂は殆ど用いておらず、常識で考えればこの組成、製法ではクッキーは焼けません。まず形にならない(笑) 」

ケイロックス(Cheirox) 製造風景弊社が開発した独自の組成をクッキーにするためだけに半年余り、試行錯誤を繰り返したといいます。小麦粉も市販品と比べればたんぱく量が2分の1に押さえられた高級素材を用いるなど、職人ならではの知恵と工夫が一枚のケイロックスには盛り込まれています。
「ケイロックスは一般的な嗜好品やお菓子ではないため、何よりも末永くお付き合い頂くことが肝心です。そのため安全性はもちろんのこと、味も敢えてプレーンなものとし、飽きのこない味付けを心掛けました」

白河では豊かな自然に育まれた食材が食卓を彩ります。それだけに舌の肥えた方々も多いと聞きます。
「ケイロックスも食品であるからには、マズいといわれたくはありません。甘味料や着色料は一切使用していないため、天然素材特有の味覚と食感を完全には消し去るわけにはいきませんが、これを活かしながらもさらに口当たりの良いクッキー作りを目指してゆきます」

昔ながらの手作りにこだわるケイロックスは徹底した品質管理の下、こうしたプロの心意気によって支えられています。

臨床試験
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